パニック障害が二重人格(分裂症)を誘発

2013年05月02日


パニック障害の患者が、二重人格(分裂症)を併発する
ということはご存知でしょうか?


それも高い確率で併発しているのです。



不安発作やパニック発作をそのままにしておくと患者は
発作の苦しみから逃れようとして、脳内で「別の自分」
を作り出すことがあります。



この様に1 人の人が別の自分を持つ状態を二重人格(分裂症)
と言います。



二重人格を持つ様になった人は自分では異常になかなか
気付きません。



何故ならばそれぞれ違う自分として行動しているのですから、
当然本人は自分は1 人だと思っているのです。



たいていの場合周囲の人が気付きます。



突然人が変わったようになったり、話していてもあまりにも
気分が変わりやすかったりと、極めて顕著な異常が見られる様に
なるからです。



二重人格と言っても突然声まで変わるわけではありません。



それは映画やドラマの中だけの話です。



二重人格は不安発作やパニック発作の苦しさから逃れる一種の
自己防衛ですから、一旦この症状になると根幹にある不安障害と
そこから併発した二重人格のふたつを同時に治療することになります。



その為治療が複雑になって非常に長引きます。



二重人格の兆候が表れる前に、まずパニック障害を治療し
同時に併発することを避けることが必要なのです。



パニック障害に併発しやすい症状については、以下のページも
参考になりますので、ご覧ください。


パニック障害に併発することが多い症状














Posted by panicm at 17:07 │パニック障害

この記事へのトラックバック

五月病は、うつ病とよく似た症状が特徴です。具体的には、どのような違いがあるのでし
うつ病と五月病の違い【メンタルケアのブログ】at 2013年05月03日 17:25
パニック障害発症の時期はいろいろですが、パニック障害は 早期成人期(10代~20代)が多く、米国の調査では後期青年期と 30代半ばとの二つの山があるといわれています。 発症後...
パニック障害の経過について【パニック障害を改善・克服【パニック症候群の治療法】】at 2013年05月17日 17:30